2014年12月6日    死後の世界について

 死後の世界というのは残された者の心の安定のためにある。6月に母が亡くなってから折に触れるたび、そう思うようになった。実家の仏壇に手を合わせれば「おかえり」と言っているような気もするし、いつも見守ってくれていると思えば少しだけ勇気も湧いてくる。そうやって頭と心でバランスをとることで残された者は毎日を過ごしていけるのだろう。
 ただ、今年は寂しい年越しになりそうだ。




2014年11月3日    ふるさと納税について

 収めた金額よりも価値の高い特産品がもらえるというお得なふるさと納税制度。いかにお得に賢く利用するかばかりが強調されすぎて、地方を応援するという本来の目的からはずれてはいないだろうか。誰かが得をするということは、誰かが損をするということでもある。それが特産品を提供する農家や企業あるいは自治体なのかはわからないが、実際に、ふるさと納税で得た税収が本来もらえるはずの税収よりも少ない自治体が複数あるようだ。
 得を得るための寄付行為では、地方に対して愛着などあまり湧かないと思うのだが…




2014年10月7日    親知らずについて

 親知らず四天王とはこれまで3回戦ってきたが、とうとう最強のラスボスと戦うことになった。歯が真横に生えているうえに、そのほとんどが歯茎で覆われているということで、口腔外科を紹介してもらうことになった。ついさっき。
 本当に今のレベルで倒せる相手なのか…不安でしょうがない。せめて壇蜜みたいな女医さんだったら、なんだかやれる気がする。




2014年9月4日    ディスカウントについて

 相手のことを貶めることで相対的に自分の価値を高めるよりも、相手を尊重しつつ自分も頑張るっていう方が良いに決まってる。値切り交渉は近所の八百屋だけにしてほしいよ…ほんとに。




2014年8月26日    鬼海弘雄さんの言葉について

 日曜日に都写美で行われた清里ヤングポートフォリオ20周年展のトークショーを見てきた。鬼海弘雄さんと都築響一さんの対談。
 「周囲の評価などは気にせず自分の道をゆっくり歩いてほしい。グツグツと自分を煮詰めてほしい。」という、鬼海さんの若い写真家へのメッセージ。できることよりもできないことに意味があるという。器用に立ち回ることを良しとされる時代において、できないことをはっきりさせて、できることを突き詰めていくことでその人だけのオリジナリティーが生まれる…といったところだろうか。鬼海さん自身も職業としての収入を得る写真に早くから見切りをつけている。
 キレイな写真や奇抜な写真もいいが、写真は人間が撮ることを決して忘れてはいけない。




2014年8月4日    比べることについて

 行きつけのカフェのマスターは独学でコーヒー技術を覚えたそうだ。お店を開いて10年。周りと比べることなく、こだわりを追求し自分の色をだすことで魅力あふれるお店を築いてきた。そして今年、新たなお店を原点回帰と位置づけてオープンさせた。そんなマスターの提供する空間とコーヒーの味に魅了され、僕は通い続けている。
 人と比べなければよい。比べなければもっと自由になれる。なんだってできる。




2014年7月1日    母について

 6月21日夏至の日、実家の母が死んだ。57歳だった。
 母は30年近く「再生不良性貧血」という難病と闘ってきた。週に一度の通院と毎日薬を飲んでいること、僕がまだ実家にいる頃はそれぐらいしか知らず病名も知らなかった。それぐらい不自由なく暮らせていたのだ。それがここ数年で輸血の回数が増え、入退院を繰り返すようになっていた。長年にわたる薬の服用で糖尿病を併発。さらにこれとは別で、兄の出産時に投与されたフィブリノゲン製剤によるC型肝炎と複数の病気を抱えていたことで治療をより困難にさせた。0,2万という異常な少なさの血小板が引き金となり、最期は脳内での出血による脳梗塞が死因となった。6月15日に「次は家で会わなんね」と病院でいつものように会話をしたのが最期、一週間足らずで再び帰省することになった。
 母はいつもポジティブだった。「庭いじりができるようになりたい」「ななつ星に乗りたい」と病気に打ち勝つ姿勢を見せ続けて弱音は吐かなかったし、周りも強い人だと思っていた。しかし病床で母が残したメモ帳を見ていると、折れそうな気持ちやなぜ自分だけがという不条理さが痛いほど伝わってくる。母の笑顔の奥にあるものをちゃんと汲んであげるべきだった。人との交流があまり積極的ではなかったり他人の失礼な態度にカチンときたりと、母と似ている部分が自分の中にあることを改めて知った。息子ゆえの「照れ」が邪魔をして本音で話をできなかったこと、カメラを一度も向けられなかったことを今になって後悔している。
 僕はこれまで日々にさほど期待をしてこなかった。あまのじゃくな自分にとって「希望」とか「挑戦」という人生のスローガンは眩しすぎる。大きな希望は持たず、致命的な失敗だけしなければいいと考えてきた。
 無念の思いとともに母の生きたかった今日を、もう少しだけ素直に生きてみようと思う。




2014年6月12日    神様に近づくについて

 先日撮影した今治の継ぎ獅子は、人の上に人が立って天高くそびえる獅子舞である。五穀豊穣を願い「少しでも神様に近づきたい」という思いが込められている。そして私は競馬の神様に少しでも近づくために、最近府中に引っ越してきた。練馬のアベベ(※2011年3月7日コラム参照)ともお別れ。さんざん騒音を我慢してきた思いを家族人数分、4つの菊の花に込めて玄関先に置いてこようと思ったが、それは人としてどうかと我に返ったため実現せずに済んだ。
 天の神様が見てるからね。気をつけなきゃ。




2014年5月3日    幸せの処理の仕方について

 幸せは振りまくよりも、噛みしめるくらいがちょうどいい。




2014年4月10日    20140405・06について    

 宮城県栗原市で行われる小迫祭へ。
 前日は仙台泊ということで、何年振りかに牛たんの美味しいお店「真助」へ。ここは一見さんには入りづらい店構えだが、入ってみれば愛想のいい女将さんが迎えてくれる。変わらぬ味でペロリといただく。
 翌日はバスで小一時間揺られ金成地区へ。祭りの舞は二時間ほどで終わったが4月とは思えないほど風が冷たく寒かった。仙台に戻り高速バスの出発まで時間があるのでフォーラム仙台へ。
 50席ほどの小さい劇場に、32歳のおっさんが一人。たった一人での映画鑑賞は初めての経験だった。23時発の夜行バスで東京へ。




2014年3月3日    報道番組について

 皆が同じ方向を向いてニュースを伝える報道番組ほど気持ちの悪いものはない。コメンテーターも司会者も、議論をすることなくもっともらしい口調で持論を展開する。たとえば、原発反対ならみんなが原発反対。これではもう、スポーツコーナーしか見るものがなくなってしまう。
 この戦わない議論が、まるで国民の総意かのように報道されてしまうことをもっと気にしなければならない。




2014年2月3日    盗撮について

 最寄りの駅で盗撮しているオッサンを見かけた。2度ほど。上りのエスカレーターで女子高生の後ろに一段開けずにピッタリとくっつき、少し前に手さげのカバンを差し出している。2回とも。そもそも詰めて乗らなければならないほど混んではいないのだ。
 しかしこの「盗撮しているであろう」という推測だけで声をかけるべきかどうか悩んでいる間に、姿が見えなくなってしまう。もしこちらの思い過ごしであれば、どちらも傷付けてしまうからだ。一体どうすればよいものか。




2014年1月6日    森高千里さんについて

 あなたはオバサンにならずに、私だけオジサンになるのね・・・




2013年12月19日    猪瀬知事の辞任について

 2013年末。早速新しいPCから更新しております。
 さきほど、東京都知事の猪瀬氏が辞任会見をしておりました。連日報道されている疑惑追及の映像は大人のいじめを見ているようで、あまり良い気持ちがしなかった。…まぁ疑惑を持たれるような行動をとった本人が悪いんですけど。
 東京オリンピックが決まった矢先のことで、ただただ残念である。ご臨終ならぬ、五輪終…




2013年12月2日    8年間続いた関係について

 ピーとかプーとかいって駄々をこねる姿は、まるで泣いているようだ。その古風なルックスに愛着を抱いていたのだが、8年間続いた関係がとうとう終わりを告げる。最期はじつにあっけないものだった。
 ともに年を越せると思っていたのだが…せめてクリスマスまでは一緒にいたかった。僕のパソコン。




2013年10月17日    やなせたかしさんについて

 アンパンマンの生みの親であるやなせたかしさんが亡くなった。
 悪は排除すべきものではなく共存すべきもの、唯一の正義は貧しい人を救うことだという力強いメッセージがアンパンマンの根底には流れている。これは我々の身近な事柄からもっと大きな海を越えた問題に至るまで、あらゆる場面において教訓とすべきメッセージでもある。




2013年10月7日    2020年のオリンピックについて

 2020年のオリンピック開催地が東京に決まった。経済成長の起爆剤という意味合いから考えれば、個人的にはイスタンブールが良いのではないかと思っていた。復興を掲げるのであれば仙台の方がイメージしやすいし、なにより東京は一度開催している。ただ、決まったら決まったでワクワクしている自分もいるから不思議だ。
 7年後。おそらく僕は東京にはいないだろうが、妻と子どもを連れて現地で生観戦したい…そんな妄想を抱いてると、なんだか気持ちがブルーになってきた。




2013年9月2日    まーごについて

 テレビ東京の週刊ニュース新書は、生放送でネコを出演させているなかなか斬新な番組だ。政治経済について語るゲストの脇、つまりカメラによく映る手前のカウンターテーブルが定位置なのだが、すぐにスタジオの奥に行ってしまう。CM明けに元の位置に戻されてなんだか不満げな顔をしているネコのまーご。ゲストが出したフリップの前を横切ったり…
 お堅い番組内容と相まって、ネコ一匹に振りまわされている番組スタッフを想像するとなんだか微笑ましく思う。




2013年8月5日    邦楽と洋楽について

 普段J-POPをくだらないとバカにしている売れないミュージシャンがある日突然メジャーデビューのチャンスを掴んだら、やっぱりJ-POP界に飛び込むことになる。




2013年7月4日    英会話喫茶について

 先日、前々から興味があった英会話喫茶に行って来た。一緒に付いてきてもらった人もカフェに居合わせた人もレベルが高く、英検4級の僕はコテンパンにやられてしまった。今まであんなに時計を気にしたことはなかったし、外国人を目の前にすると聞き取れず話せず状態に陥ってしまう。どうやら僕には時間を止めてしまう能力があるらしいのだ。
 そんな英会話力に乏しい自分が、来週2回目の英会話喫茶に行くにあたって一句詠んでみました。

「 また次も  懲りずに行くさ  負け戦 」




2013年6月18日    20130614・15について

 直江津港から船に揺られて2時間30分、つぶろさしの撮影で佐渡島へ。夜7時に島へ着いたが開いてるお店がほとんどない。ようやく一軒の居酒屋を見つけ簡単な定食をつくってもらった。相席した地元のおっちゃんに絡まれたが得意の苦笑いでなんとか受け流す。その日は旅館は高いので格安のYHで一泊。
 翌朝、つぶろさしの行われる羽茂地区まで移動するためバスに乗った。車内で「岩本くん!」と声を掛けられ見ると、写真家のSさん。じつはこれまでもお祭り会場でバッタリということが何度かあったが、遠い島でしかも一日数便のバスで一緒になるという偶然…もはや赤い糸で結ばれているとしか言いようがない。ちなみにSさんは男性である。
 今回は雨の中での撮影で気が乗らなかったが、一人じゃなかったこともありなんとか無事終えることができた。定食屋で不味いどんぶりを食べ、新潟へ向かうSさんとはそこでお別れ。僕はフェリー・電車・バスと、来た道を戻るため佐渡島を後にした。




2013年6月3日    教育ローンについて

 写真学校時代に借りた教育ローンの返済が、ようやく終わりをむかえた。経済的に苦しい時期もあったが、10年間ふらふらと不安定な生活をしながらも滞ることなく返済し続けることができた。過去の通帳を見てみると、平成19年4月には口座残高が444円となっている…なんとも不吉だ。
 お金で夢は買えないが、お金がないと夢は描けない。そういった場面は少なくないはずだし、それがないと生活すらままならなくなってしまう。本当に、お金はおっかねー。




2013年5月6日    地球温暖化について

 地球温暖化の原因は二酸化炭素の排出量が増えているからというのが一般的に知られているが、気温が上がっている影響で地球上の二酸化炭素量が増えているという全く逆の考え方もあるそうだ。考えてみれば、地球の長い歴史の中では過去に氷河期もあったわけだし、多少なりとも気温の上下があっても不思議ではない。その方がむしろ自然ともいえる。
 本当にそうなのか?意図的に操作している人間がいるのではないか?もっともらしい話は、一度疑ってみる。




2013年4月21日    マッキーについて

 ちょうど疲れたときに食べたくなるチョコのようにマッキーの曲は甘い。最後列から、でん六マメのように小さくなった彼を見ながら心の洗濯。




2013年4月4日    第8回 写真1_WALLについて

 写真1_WALLの最終公開審査会を見学してきた。ひとつぼ展時代は何度か見に行ったが、新しくなってからは始めてだった。
 ああいう場で自分の作品をプレゼンするのはなかなか大変だろうし、ゆえに自分の作品を知るいい機会にもなる。もし自分だったらと想像しただけで胃がキリキリと痛む。しかしその緊張感が見ている側としてはなんとも心地よい。
 審査員のコメントも少し辛めという印象で、特に展示に対するモノが多かった。僕自身も見せ方の工夫が足りないというか人の展示をあまり見ていないので、インスタレーション力とやらをもっと鍛えねばと思った。
 ちなみにグランプリが決まる前に会場を後にしてしまったので、未だに誰に決まったか知らない。雑多な自分の部屋を撮った作家さんか、台湾の女性の方じゃないかと予想してはいるが果たして。




2013年3月17日    震災の写真について

 POETIC SCAPEで開催されている、渡部敏哉写真展「18months」を見に行った。福島県浪江町の震災後18ヶ月間の記録だ。作家ご自身が同町の出身ということで、ある種使命感のようなものを持って震災の撮影に臨むのは当然のことと言える。
 一方の僕は、震災の写真を撮っていない。どうしようかと思っているうちに2年が経ってしまった。よそ者の僕が被災者にレンズを向けてキズつけはしないだろうか。いくら被災者に寄り添う姿勢を見せても、家に帰れば暖かいお風呂と布団が待っている。嘘つきと呼ばれはしないか。そんなことを考えては、とうとう重い腰を上げることができなかった。震災の写真をテーマにして「作品」として発表することに違和感があったのだ。写真家として現場に出向かないのは情けないことだなと自分を責めながらも、今日の展示を見てそんなことを考えていた。僕にはできない仕事だと。
 その後、都写美に寄って図書室に「退く」を献本してきた。こちらは唯一の僕の仕事。




2013年3月4日    40歳までにはについて

 先日、高校時代のクラスメイトだったMさんが結婚式をあげた。「30歳までにお互い一人身だったら結婚しよう」と冗談で言っていたが、そうなる直前に彼女が先に相手を見つけ、そして結婚をした。
 時間が経つのは思ったよりも早い。今のうちに「40歳までにお互い…」と、今度は本気で誰かと契約を結ぼうかと思ったりした。




2013年2月3日    「砂界」について

 新宿テアトルで映画を見たあと、ニコンサロンで千村明路さんの写真展「砂界」を見る。海岸沿いにうちあげられる漂流物を撮影したシリーズ。限られたエリアでの撮影は苦労も多かっただろうが、大きく伸ばされた展示からも熱意が伝わってくる。お返しではないが、以前自分の写真集を買ってもらったので、こちらも1冊購入させていただいた。
 その後飲みに誘っていただき色んな話を聞くことができた。写真界の裏事情とかエディションの話など、普段積極的に写真関係者と繋がろうとしない僕にはどれも新鮮でとても勉強になった。
 写真展「砂界」は明日まで。4月からは大阪ニコンサロンでも開催されます。お近くの方はどうぞ。




2013年1月2日    20130102について    

 あけましておめでとうございます。
 今年の撮影初めは花巻の蘇民祭。ところが雪と寒さのせいなのか、フィルム二本目の途中でシャッターが突然切れなくなりあえなく撃沈。不満を抱えた年初めとなりました。カメラの故障じゃなく電池の問題ならいいんだけども・・・




2012年12月3日    ルーティーンについて

 早いものでもう年末。人は単調なルーティーンによって毎日を過ごすと、時間の経過を早く感じるらしい。確かにコドモの頃は大人になるのが待ち遠しかったものだ。
 来年は酒・女・ギャンブルに入り浸って、刺激のある日々を・・・・・




2012年11月1日    野球について

 野球とサッカーの人気は、いつしか逆転してしまった。その原因は日本プロ野球界の内向きな姿勢にあるように思う。
 毎年同じチームで優勝を争い、シーズン終了時点で12チーム中半分の6チームに日本一の可能性が残ることになっている。Jリーグのように下部リーグとの入れ替えもなければ、大リーグに挑戦しようものならOB達の視線は冷たくなり、毎週日曜日に「カァーツ!」の洗礼を受ける。そもそも日本の野球こそが世界一という驕りがあり、サッカーのような欧米に対するリスペクトがない。つまり、選手・リーグのステップアップが見られずにただ停滞しているのだ。
 そんな僕もかつて野球少年だった。野球もサッカーも好きだ。高校野球のみならず、プロ野球が再び活気を帯びてくる日を心待ちにしている…その一人だ。




2012年10月2日    領土問題について

 せんか君とたけしマン。かわいいゆるキャラでもつくって、ソフトにアピールするのはどうだろう・・・まぁいずれにしても、強行な姿勢は双方の利益にならないのであまりよろしくないと思う。




2012年9月3日    憧れについて

 憧れと劣等感は、背中合わせ。




2012年8月16日    嫌いな理由について

 私があなたを嫌いな理由は、あなたが私を嫌っているからだったりする。




2012年8月1日    携帯電話会社の戦略について

 携帯電話会社は新規契約者に手厚い。どの通信キャリアも同じコトをやるから、数万円のキャッシュバック狙いで行ったり来たりを繰り返して利益を得る者も必然に現れる。手に入れるために手放しているような気さえするのだ。どうか現契約者に対して手厚いサービスを。




2012年7月13日    20120707・08について    

 「牛乗り・くも舞」と呼ばれている神事の撮影で秋田へ。スサノオノミコトがヤマタノオロチを退治するという伝説を再現したこの神事は奇祭として知られており、昭和61年に国の重要無形民族文化財に指定されている。スサノオノミコト扮する男性は酒を数日間飲み続けて当日を迎えるらしいのだが、詳しいことはよくわからない。ただよく見ると、確かに意識がもうろうとしており、時折苦しそうにしている様子だった。表情を見ることができないので、どこか不気味さを感じた。
 翌日は秋田市内の海沿いを歩いた。肌が焼けるぐらい天気が良く10キロほど歩いたようだが、いい汗をかいてとても気持ちが良かった。きりたんぽ鍋と稲庭うどんは期待を超えることはなかったが、いつものように早足で秋田を満喫して短い旅を終えた。




2012年6月18日    職業と筋肉について

 それぞれの職業に合った筋肉の付け方があるように思う。もっと言えば、その仕事をしてきたことで身に付いた筋肉こそがより自然なカタチであるとも言える。マッチョな俳優が演じるベッドシーンはなんだかリアリティに欠けるし、お笑い芸人は極端なヤセやその逆であることの方が、かえって功を奏することだってあるものだ。
 自らを他人により良く見せるためだけにつくられた筋肉達のすすり泣く声が聞こえる。




2012年6月1日    妬まれる幸せについて

 以前バラエティー番組で、漫画家の蛭子能収さんが「幸せそうな姿はなるべく他人に見せないようにしている」と言っていた。その様子を影から妬むように見ている人間が必ずいるからだそうだ。変わった考えだが、これはなかなか奥が深い。
 その時々で人の置かれている状況は違う。当人の行動が原因ではないにもかかわらず、不幸に見舞われているかもしれない。そんな状態では、やはり人は他人の幸せを妬んでしまうものだろう。
 幸福な自分への恥ずかしさや卑屈を越えて、これは他人に対する配慮なのだという蛭子さんの哲学を感じた。




2012年5月13日    20120513について

 久々に結婚式のお誘いがあり、出席。幸せな空気を胸いっぱい吸い込んで、邪悪な心を浄化してまいりました。




2012年4月23日    母について

 実家の母の体調が良くない。長い間、病気とともに歩んできた体ではあるが、年齢的なこともあってか色んな場所に負担が掛かっているようだ。そんな状況であっても自分の体よりもまず、親父を独りにしてしまうことを気に病んでいるので、そこの心配を無くして治療に専念してもらいたい。良い方向に向かいますように・・・




2012年4月4日    写真の歴史について

 学生の頃から歴史が苦手だった。時代を動かした著名な人物にばかりスポットを当てる。現代風に言えば、「橋本は革命を起こした」とか「小沢は最高の悪役だった」といったところだろうか。もっと名もない庶民の暮らしぶりを知りたい。
 しかし写真の歴史となれば話は違う。自分があまりにも知らな過ぎるからもう少し勉強しなければと、ここのところ強く思うようになった。




2012年3月20日    人という字について

 「人」という字は人間と人間が支えあってできているという。
 しかし現実はというと、長い棒である人間は支えられる側であり、短い棒である人間は支える側であることの関係性はいつまでも変わらない。これでは到底、支えあっているとは言えない。




2012年3月3日    猫カフェについて

 動物愛護法改正で猫カフェの深夜営業ができなくなるそうだ。その前にまず、猫の意見を聴いてみたいところではある。




2012年2月2日    講演会について    

 先週、卒業校の九州ビジュアルアーツにて講演会を行いました。講演会といってもすっかり少なくなってしまった在校生を中心に10数名程度。規模が小さいおかげでなんとか乗り切れましたが、いつものように話下手な自分に対しての反省点がたくさん見つかりました。学生時代にお世話になったバイト先の大将にも写真集を渡すことができ、短い時間でしたが久しぶりの博多を楽しむことができました。相変わらず博多の街は、熱を持った良い街だなぁと感じました。
 写真は講演会の様子。奥のほうで青白い顔をしているのが僕です。




2012年1月23日    「退く」発見について    

 昨日ジュンク堂で、写真集「退く」を発見しました!正式に発売となりました。
 こちら部数に限りがあるため本屋さんで見かけるのはツチノコぐらい難易度が高いですが、売れ行きが悪いと早々に書店から退いてしまいますので、もし見かけた際はぜひ購入ご検討ください。僕の方から直接購入いただけると、よりいっそう助かります。




2012年1月3日    2012年について

 あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
 今年はいよいよ三十路に突入する年でありますので、ゼロから始めるつもりで既成の価値観にとらわれ過ぎず、前向きに、マイペースに活動して生きたいと思います。
 先日、卒業した九州ビジュアルアーツから講演会のお話を頂きました。少人数の学生が相手とはいえ、30歳を目前にした男の決意とでも申しましょうか、これまでは拒否していたこともやってみようと思いお受けすることにしました。今月27日の予定なのですが、早くも戦々恐々でございます・・・みんな、オラに力を。




2011年12月26日    2011年について

 2011年も残りわずか。今年は印象深い一年となりました。日本においては震災もありましたし、生きることについて新たな価値観が生まれた年ではないかと思います。これを機に、国内にずいぶん長らく続く閉塞感を若い世代で打破していきたいものです。
 個人的には初めての写真集をつくることができました。新たなビジョンはありませんが、今後もマイペースに活動していきたいと思います。三十路を目前にしてお金に四苦八苦してますので金運UP狙いでゴールドの財布でも買ってやろうかと思うとります。
 ・・・みなさまにとって、とりわけ我慢や苦労を強いられている人にとって2012年が素晴らしい年になりますように。良いお年を。




2011年12月6日    国会劇場について

 失言→責任追及→辞任→失言→責任追及→辞任→・・・もはや無限ループ。
CAST・・・国会議員多数。 ※震災後も通常通り開催します。




2011年11月28日    もぬけのからについて

 昨日、写真展が終わった。これぞまさしくもぬけのから・・・心も財布も。まもなく師走。




2011年11月22日    搬入について    

 写真を持っていって額装して壁にかけるといった一連の作業をこれまでちゃんとやったことが無かったので、とても良い勉強になった。もっと苦労するかと思ったが、Sさんが優しく手伝ってくれたおかげでなんとか無事に搬入作業終了。
 本日からスタートです。27日まで展示してます。会場で写真集も売ってます。




2011年11月1日    久しぶりの展示について

 写真集出版記念ということで、久しぶりの展示をすることになりました。いい夫婦の日が初日となります。詳しくはnewsページへ。




2011年10月22日    印刷立会いについて     

 20、21日の両日に写真集の印刷立会いがあった。さきほど印刷されたものがA、いま印刷されてきたものがBとして、AとBでは確かに変化があるようなのだが、正直僕にはその違いがほとんどわからなかった。
 それぞれが与えられた仕事を謙虚さを持ちながらもプライドを持って全うしている。それこそが良いものを作り上げる近道ともいえるだろう。なによりバランスが良い。一人でなんでもかんでもやるのは良くないのかもしれない。




2011年10月10日    facebookについて

 facebook始めました。よろしくお願いします。




2011年9月16日    20110916について

 午前中から写真集の編集会議。もう何度かやっていて今回が最後の打ち合わせ。表紙が決定。あとは印刷を待つだけ。
 諸事情により、出版が年明けに少しズレ込みそうです。お金が無いとかではありません・・・いや無いけど(泣)




2011年8月22日    地震予想屋について

 3月の震災以降、「○○で○○に大きい地震が来る」といった予想屋があちらこちらで出没している。なんの根拠もない発言はただただ不安を煽るだけなのでぜひ止めていただきたい。こういったものは曖昧であればあるほどより広がってしまう。それを知った人が面白がっているうちはまだ良いが、本気で不安に陥る人間も中にはいるだろう。予想屋の中で本震を言い当てた者はいるのだろうか?
 曖昧な情報に対する再考。発信する側・拡散する側、どちらにもならないよう心がけたい。




2011年8月1日    サイトリニューアルについて

 8月に入りましたので夏らしく、すっきり爽やかをコンセプトにサイトをリニューアルしました。詳しい人に聞きながらも素人がつくったものですのでお見苦しい点があるかとは思いますが、そこは見なかったことにしてやって下さい。よろしくお願いします。




2011年7月11日    留まり続けるについて

 ごまかしごまかしうまいこと言って、総理のイスを譲ろうとしない菅首相を評価したい。あっさり辞めた後、今度は引きずり下ろすのに精を出す○○元首相よりはよっぽどマシだ。
 与えられた仕事は最後までちゃんとやれよ!・・・失礼。語気が荒くなってしまいました。九州の人間ですけん。





2011年5月23日     Sea Shepherdについて

 先ほどNHKで放送されていた番組「クジラと生きる」。和歌山県太地町で鯨漁をする漁師達が反捕鯨団体から日々抗議を受けながらも漁を続ける様子が映っていた。映画「ザ・コーヴ」で有名になった町だ。
 国際的な組織だからもっと粛々と抗議活動をしていると思っていたらなんだ、単なるイジメじゃないか。個人的には、そんなに批判されるんだったら漁をやめるという選択肢もあるんじゃないかと思っていたが、あれだけ一方的な妨害行為を見ると、なんだか胡散臭ささえ漂う。安っぽい正義感。そもそもなぜクジラなのか。そんな「死ね」なんて言わないでよ。・・・なんだか泣けてきた。
 カメラを向けることは暴力になり得ることを改めて感じた。気をつけなくては。





2011年5月12日    営業マンの新人研修について

 昔テレビで営業マンの新人研修の様子を放送していた。研修内容は一人一人にノルマを与え、飛び込みで知らないお宅のチャイムを鳴らしてトイレ掃除をさせてもらうというもの。どんな人間に対しても臆することなく積極的になるための研修といったところだろうが、まず押し付けがましい。次に気持ちが悪い。そんなことは相手の立場に立って考えればわかりそうなことだが、当の本人はノルマを達成したことで感極まって泣いたりしている。
 これはもう自己満足を越え、自己啓発セミナーといえよう。あぁ恐ろしや。





2011年4月25日    トップの責任について

 まず、重大な問題が起きたときの責任はトップの人間にあるということを前提にお話したい。
 地震発生からしばらく経って見られるようになったトップの人間の謝罪行脚。市民はただただ怒りをぶつけ、トップの人間はただただ謝り続ける。原発はまるで無理やり押し付けてきたような言われようだし、野党に至ってはこんな時期に首相を引きずり降ろそうと必死だ。こういうのは積み重ねだろうから、今この瞬間にトップにいる人間だけ責められるのはなんだか気の毒で仕方がない。メディアもお客である視聴者に嫌われるわけにはいかず、結局はみんなしてトップを批判する側にまわる。本来そういうポジションではあろうが。
 どんなに有能なリーダーでも、そうでなくても、一人では何もできないだろうし、特に政治で言えば政党を超えて首相をサポートする人間がもっと増えてもいいと思う。「ひとつになろう」というメッセージは一体誰に向かってのものなのか、いまだによくわからない。
 僕は被害者ではない。先ほどのことで言えばどちらの立場でもないから、愚痴のような雰囲気に流された批判だけはしたくない。





2011年4月4日    自粛について

 これから兆単位のお金が必要になる。自粛自粛ばかりではいけない。今年は桜が咲いてることすら忘れてしまっている。




2011年3月16日    東日本大震災について

 地震発生から6日目。東京でも計画停電や交通機関など、さまざまなところに影響が及んでいる。お店の商品も少ない。しかし、被災地の状況に比べれば大したことではない。我慢できるところは我慢しなければ。
 誰が悪いということではないだけに、気持ちのやり場がない。人間はふとした時、現実に引き戻されることがある。




2011年3月7日    悪魔ちゃんについて

 同じアパートにドタバタと音を立てて走り回る小さな子どもがいて、僕はそれを悪魔ちゃんと呼んでいる。僕が入居した時は空き部屋だったはずだが、里帰りしてから東京に戻ってくるとその部屋には明かりがついていて、引越し記念パーティーみたいなことをしていた。その日に悪魔ちゃんと名付けた。迷いはなかった。
 古いアパートだからしょうがない。しかし朝と夜にきまってドタバタと聞こえてくるので我慢ができず、ある人に相談をした。彼は「その少年をアベベと思いなさい」とアドバイスをくれた。走り回ることで足腰が強くなり、走ることが大好きになった少年はやがて、低迷する日本男子マラソン会の期待の星になる・・・ということだ。
 あれから三ヶ月。アドバイスが効いたのか、あまり気にならなくなった。直接クレームをつける方法もあったはずだ。しかし、人は共存している。自分の意見を押し通すだけでは、必ずしもうまくはいかない。
 いつか胸を張って言おう。「練馬のアベベを育てたのはこの僕だ」と。




2011年2月19日    20110219について

 えんぶりを見るため八戸へ。時間の都合で、贅沢にも新幹線を使ってしまった。毎年この時期に何日間か行われていて、出店やら歌謡ショーやらで完全にフェスティバル化していた。写真もたいして撮れず。
 こういった舞にはよく小さな子供がかりだされて嫌々踊っている姿を見かけがちなのだが、えんぶりに出ている子供たちは皆いきいきとしていた。楽しんでやっている。なんだかとても良いものを見た気がした。




2011年2月7日    政党について

 通常国会に入る前にどっかの党首が「政権打倒を目指します」と言っていた。話し合う前からすでに法案反対を決め込んでいる。目的が変わっている。どうも日本の政党政治は互いに足を引っ張り合っているような印象を受ける。皆、一番大きな船に乗ろうと必死で、それらの船はいまだ沖合いに出ることができず港に留まったままだ。
 このさい、国会議員は皆平等にひとり用の小さな船にしたらどうだろうか。法案ごとに自分の考えに近い人と協力をして前に進んでいき、個人の意見をもっと大事にする。この「法案ごと」というのがミソだ。つまりは全員無所属ということになるだろうか。
 批判だけでは何も生まれない。メディアもしかり。目的地は皆同じわけだから、もっと建設的な話し合いをできないものだろうか。




2011年1月23日    植田正治さんについて

 本日最終日の「植田正治写真展 写真とボク」を見に浦和まで。
 生まれ故郷の鳥取にとどまり制作活動をする植田さん。写真を楽しむことを追求し「生涯アマチュア」として撮られた写真は制約がない分、どれも独特で個性的だ。センスが抜群でまったく古さを感じない。
 こんな言い方をすると怒られるかもしれないが、植田正治さんのようなスタイルで写真と向き合うことができないだろうかと考えている。俗に言うプロを目指すのであれば、やらなければならないことが多い。どこかイス取りゲームをしているような気分になる。
 甘いと言われればそれまでだが、なにしろ僕は競争が嫌いなのだ。




2011年1月9日    春高バレーについて

 あけましておめでとうございます。今年もたそがれをよろしくお願いします。
 さて、今日は一日ヒマでしたので、今年から春に開催されなくなった春高バレーを見に行ってきました。鎮西惜しかったですね~。僕も高校時代に一度だけ県予選で鎮西高校と対戦したことがあります。当時は15点マッチで序盤にまさかの2-1とリードする展開となりましたが、結局2-15・0-15で負けてしまいました。当時から喜びも悲しみもしないサイボーグ軍団といった印象でしたが、やはり人間でしたね。
 また来年楽しみにしております。お疲れ様でした。




2010年12月27日    ぐじゅぐじゅぺーについて

 先日、地元に帰ったときに親戚のお見舞いに行った。同じ病室にいるあるおじいちゃんに看護師さんが世話をしていて、「ぐじゅぐじゅぺーばせないかんたい」と言っていた。人は60歳でもう一度赤ちゃんに戻るというが、これはもう赤ちゃんに話しかけているそれと何ら変わりはない。
 僕だっていずれは人に世話をされるようになり、「ぐじゅぐじゅぺーばせないかんたい」と言われるようになるのか・・・それはそれで楽しみである。




2010年12月16日    住み慣れた街について

 住み慣れた街を離れることが決まった途端、あらゆるものが愛おしく感じた。行きつけの歯医者のお姉さん、秋になると銀杏臭くなる大通り、壁紙がゆるゆるの部屋。しかしどちらにせよ、やがては離れることになるのだ。「愛するモノは手放しなさい」と誰かが言っていた。結局六年間、百恵ちゃんには一度も会えなかった。




2010年11月21日    東京都写真美術館の図書室について

 濱谷浩さんの写真集を見たくて、新世紀ついでに都写美へ。4Fの図書室を初めて利用したが、古い写真集だからページがとれちゃうんじゃないかとヒヤヒヤした。他にも貴重な写真集を無料で閲覧できるし、とても親切な制度だ。あとは玉露のお茶なんかがそっと出てくれば文句のつけようがないけど、こぼしたら貴重な写真集が汚れちゃうもんね。緑色になっちゃう。
 新世紀は齋藤さんの写真良かった。でもお客さんいつもよりいなかったかも。




2010年11月8日    カミナリ親父になるための方法について

 電車内の優先席を3人で陣取り、食べ物を食べだす女子高生。早朝のマックで長イスに横になり、音楽を鳴らしながら自宅のようにくつろぐ若者たち。そういった場面を目の当たりにすると、僕は見て見ぬふりをする。周りの人達も同じだ。でも本当は他人にも注意できるカミナリ親父になりたい。なりたいがそんな勇気もないし、人様に注意できるほどの資質をもった人間かと言えば、それには遠く及ばない。いやむしろ、周りに大した迷惑もかけてないし若いうちは仕方ないよ・・・と寛容な心を持つことこそ、真のカミナリ親父のあるべき姿なのか。ただ自分に目障りな存在を排除しようとしているだけの、野蛮な人間なのではないか?と、自問自答しているから疲れる。
 でもやっぱり僕はこんな時代だからこそ、波平になりたい。アイワナビーナミヘイ。




2010年10月25日    ネコについて

 タマを見ていたらネコを飼いたくなりました。でも一人暮らしで飼えそうに無いので、ネコカフェでも行って飼ったつもりになろうと思います。
 それにしても、サザエさんのエンディングはいつ見てもレベルが高い。




2010年10月11日    余韻について

 いやぁ~映画って素晴らしいものですね。って、映画を見たあとはいつも思う。あの余韻ができるだけ長く続く方法はないかと考えた末、だいたい夕方から見るようにしている。映画館を出た時に街が暗くなっていると、なんだか余韻が長続きするような気がするのだ。
 今日は前のお兄さんが気を使い、音が出ないようにポテチを食べていた。こら。逆に気になるではないか。エンドロールが流れ始めると席を立つ人もたくさんいたが、あれはモッタイナイ。最後におまけの映像が流れることもあるし、なにより余韻に浸る時間ではないか。それでも良いん?




2010年9月30日    自分の意見について

 さぁ、そろそろ自分の意見を持とう。必要であれば、しっかりと批判もしていきたい。




2010年9月18日    20100918について

 9月になり、ようやく朝晩涼しくなってきた。
 今日は中野の冬青社に寄ったあと、街道リぼんのトークショーへ。今の若い写真家には、尊敬や目標の対象となる写真家がいない。良くも悪くもそういった目標(流れ)に乗れない分、目的がハッキリしていないとなかなか大変なのではないか・・・といった話があった。たしかにそうかも。
 明日は久しぶりにプリントでもしよう。




2010年8月29日    20100829について

 Tさんに撮影を頼まれ、朝から新宿へ。まずは形からということで、新しく買った三脚と押入れから発掘した露出計を持っていく。こういうのは慣れていないのでちゃんと撮れているか不安だが、とにかく明るい人達で良かった。
 今日も熱帯夜。部屋でボーっとしていたら、TVを付けたまま寝ていた。




2010年8月23日    お引越しについて

 今よりも2万円ほど家賃の安いところに引っ越したとすると、4年間で100万円近いお金を産むことになる。もうすぐ三度目の更新になるし、そう考えると引越しもありだなと思うが、部屋を見ずに決めた割には今の環境もなかなか気に入っている。
 動くべきか、動かざるべきか。西新宿の母にでも聞いてみたいものだ。




2010年8月9日    三○村さんについて

 先日、写真を撮りに行った石川でのこと。
 前に立っている背の高いおじさまの頭が邪魔でうまく撮れないなぁと思っていたら、そのダンディーなおじさまは三田○さんだった。以前むこ投げの時に見かけたから、今回で二度目だ。
 単なる偶然ではあるが、また近いうちに逢える気がしてならない。離れていても心はつながっている。




2010年8月3日    VSウィルスについて

 おまっとさんでした。ここのところウィルスとの激しい死闘を演じていたため、なかなかサイトの更新ができませんでした。M先生の指導により、なんとかPCを買い換えることなく終息に向かわせることができました。
 便利さの代償とでも言いましょうか、PCに限らず人間・環境などすべてにおいて、こういった脅威は排除するのではなく上手に受け入れ、寛容さをもって付き合っていくことが何より大事なんだと、トロイの木馬から学びました。




2010年7月5日    森田検索について

 例えば、初恋の人の名前が森田だとして、ネットの検索エンジンに「森田○○」と入力して検索をすると、blogなどにつながり今どこで何をしているか、情報を得られる・・・かもしれない。直接本人じゃなくても、友達の友達とか。
 永遠の愛を誓い合って別れた二人が10年後、SNSサイトでバッタリ・・・なんて、なんだかシラケテしまうが、レンタルビデオ屋の暖簾の前でバッタリよりはまだマシだと思う。




2010年6月25日    選挙権について

 大人になってずいぶん経って、初めての投票がAKBという事実。




2010年6月12日    お前に盛岡はまだ早いについて

 チャグチャグするために盛岡行きを予定していたが、中央線が人身事故で遅れたおかげでバスに乗れず。また来年までお預け。トボトボ帰宅すると、予想以上に高い住民税の払込用紙が届いていた。予定がポッカリ空いたので、見たかった映画を見に行くが満席。つくづくうまくいかない週末なので、大人しくしていようと思う。明日はねてよう日。




2010年5月27日    サプライズプレゼントについて

 誕生日にしろ記念日にしろ、サプライズでプレゼントを贈るのは避けたほうがいいのかもしれない。相手の満足する物をチョイスするのは至難の業だ。ここは一つ、素直に何が欲しいのかを聞くか、一緒に品物を選ぶことにしようではないか。
 予期せぬ驚きはほんの一瞬。贈られ物は長くこの場に残る。




2010年5月10日    20100508・09について

 中学時代の友人に会うのと撮影を兼ねて広島まで。バスは片道12時間。
 友人は一見あまり変わっていない様子だったが、色々話を聞くともうすっかり大人なのだなぁと実感してしまう。広島という馴染みの無い土地でこうして飲むのもおかしなものだと、流川の繁華街を歩きながらふと思った。
 宮島の鹿に癒され、旧友と会い、広島風お好み焼きを食べる。すべてが計画通り。そう、帰りのバスでお腹が痛くなるまでは・・・。




2010年5月1日    写真学生について

 ずいぶん前に井の頭公園で撮られた写真が、OB&OG紹介として学校案内のパンフレットに掲載されているようだ。先日送られてきた。HPにも載っているみたい。
 いまや九州ビジュアルアーツ写真学科の生徒数は、僕がいた頃の半分くらいになっているそうで、東京校・大阪校と比べても寂しい限りだ。九州という土地柄、写真に触れる機会が少ないのも原因の一つかもしれない。しかし暗室をいつでも自由に使えるといった、少数精鋭ならではのメリットもある。
 おそらく入り口は、何かを表現したいという気持ちで写真を始める人が多いと思う。やがて写真家だけでは食べていけない事を知り、カメラマンをしたり写真をやめたりする。でも本当は写真家になりたいはず。僕だってそうだ。
 ただ単に、みんな言いたいことを言ってるだけ。成功者の言葉だけが正しいとは限らない。揺るがない信念と妥協とのバランスをうまくとりながら、フリーターのような生活をしている半端な写真家がいることを知ってほしい。たまたまパンフレットを手に取った写真に興味を持つ若者が、一人でも多く九州校に入学してほしい・・・つまりそういうことなんです。




2010年4月20日    新党について

 ただいま新党ブームのようですが、なかなかグッとくる名前が見当たりませんねぇ・・・。「たちあがれ」はある意味奇抜ですが(笑)もっと庶民目線で暖か味のある名前はないものかと。そこでひとつ考えてみました。
 「新党 おふくろの背中」・・・・・・いまこのページを更新しようかどうか、とても迷っています。




2010年4月10日    土曜の朝について

 あぁ、わかっているさ・・・今週のにゃんこでいつも癒されているのが、僕だけではないってことぐらい・・・。




2010年3月28日    179cmについて

 久々に身長を測ったら179cmになっていた。お通じを良くするために飲み始めた牛乳が思わぬ効果を発揮したようだ。夢の180cmまであと少し。
 わずか数ミリの成長だが、壮大な夢への確実な一歩だ。




2010年3月17日    20100317について

 焼津まで撮影に出かける。晴れてはいたがガスっていて、肝心の富士山が見えない。 お目当てのモノは夕方から。それまで新入りのデジを可愛がってやろうと思っていたら、数枚撮っただけで「電池残量がありません」と、音をあげやがった。まったく最近の若いヤツはこれだからな。仕方が無いので、桜エビそばとしらす丼を食べ、今夜の寝床で早めのチェックイン。ホテルでくたびれた自転車を借りて大井八幡宮へ。
 さっき静岡では桜が開花したとニュースでやってたのに、風が強くてとても寒かった。撮影はまぁボチボチ。結局22時くらいまでいたがホテルの時間もあるので、途中で帰ることにした。自転車もそうだが、僕もくたびれていた。




2010年3月7日    デジタルカメラについて

 デジタルカメラ始めました。なにせほとんど触ったことがないので、どう扱っていいのやら。初めての赤ん坊はこんな感じだろうか。・・・まぁエントリーモデルだし、気楽にやろ。




2010年2月21日    鳥のフンについて

 今朝足早に新宿を歩いていると、右肩に鳥のフンが落ちてきた。そのマンガみたいな出来事に思わず苦笑。ウンが付いたということで何かを期待したが、じつに平凡な一日だった。




2010年2月12日    20100211・12について

 撮影で秋田県横手市へ。久しぶりの新幹線にわくわくしながら昼過ぎに横手駅に到着。かまくら館横のお店で噂の横手やきそばを食べる。その後バスで30分ほど移動し、兜台神社にて撮影。地元のおじいちゃんにどこから来たのか聞かれ東京と答えると、「うおぉ~」と歓声が起きる。そして温かいぜんざいを頂く。帰りに一人とぼとぼ歩いてた僕を駅まで送ってくれたお兄さん。こちらも温かかった。
 翌日は男鹿で本場のなまはげさんを見て夜行バスで帰路に着く。あちらこちらで雪かきをする人を見ていると、雪国は大変だなぁと思う。光熱費とか結構かかるだろうし。




2010年2月3日    りあるスネ夫について

 うすうす気付かれてるとは思うが、僕は卑屈な人間だ。物事がうまくいかない時や人に相手にされない時、「どうせ・・・」といじけたり、スネたりしてしまう。さらにやっかいなのは、そんな状況すら楽しんでいるということだ。
 昔、ほとんど話をしたことのない人に「スネ夫さん」と呼ばれていたことがある。てっきり、当時の髪型がスネ夫に似ているからだとばかり思っていたが、どうやら違ったらしい・・・




2010年1月23日    NOスタジオについて

 九州ビジュアルアーツの先生と東京にいる卒業生合わせて5人で、新宿にて飲み。
 みなさん、元スタジオカメラマンや今もスタジオで働いてる人ばかり。一方この僕は、スタジオ勤務はおろかスタジオの授業は貴重な睡眠時間だったぐらいだから、もちろん話についていけず・・・。
 久保田を飲みながら、終始死んだ魚のような目をしてました。




2010年1月18日    愛について

 人生において、愛は、ボーナスのようなものだ。いつもあるものではない。




2010年1月8日    2010年始について

 あけましておめでとうございます。相変わらず地味なサイトですが、今年もよろしくお願いします。
 予想通り、実家での寝正月となりました。政令指定都市と新幹線・・・いま熊本はその話題でモチキリです。この年になると周りの人間も家庭を築き始め、独身貴族は構ってもらえなくなります。次回からはそのへんを加味して、帰省しなければなりません。身から出たサビです。・・・違うか。




                                         
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